『終活は、早め早めが肝心。ややこしいことが多いので、頭がボケてからでは大変。何か一つの事柄が違う事柄と結びついて、ではどうしたらよいのか?ということになるので、一か所でさまざまな専門家がいるところの方がいいサービスをもらえると思いました』
東京下町に生まれ育った生粋の江戸っ子のBさん。家業を継いでこれまで現役でやってきましたが喜寿を迎えるのを前にして今年限りで引退を決意しました。一人息子は商社マンで今の仕事に夢中で家業を継ぐことはまったく眼中になく、残念ながら4代続いた老舗の看板を下ろすことになりました。
一つ違いの奥様もこれまで家業を手伝ってきましたが、ご主人の引退を機にこれまでやりたくてもできなかったことにチャレンジできるとBさんの決断を前向きに捉えています。
これからの10年をご夫婦で思いっきりエンジョイするためにBさんが考えたことが早めの終活です。
家業をたたむことで広さが不要になる家のこと。身の回りの整理。夫婦二人がこの先年老いても子供の世話にならずに安心して暮らせる環境づくり。そして相続についてです。

弊社に相談に来られたきっかけは、商店組合の知人のご紹介でしたが、ご相談にお越しになるまでにいろいろ調べたところ、弊社が終活に関するすべてに対応できるという点に着目されたのでということでした。
家のことについては、売却、建て替えてマンション経営、リフォームして息子さん家族と将来的に3世代同居など、資金や税金のことも含めていろいろな案を検討しましたが、結果的にはリフォームという案に落ち着きました。数十年後の相続のことまで視野に入れると最善というご判断です。
同時に検討されたのが保険の見直しとお墓の手入れです。
保険についてはこの先病気になった時のことを考え死亡保険を減額して医療保険を手厚くし、お墓についてはだいぶ痛んでいたので部分修繕ではなく、孫子の代まで安心していられるように建て替えることになりました。
終活についてのもろもろの整理が早めにできたご夫婦の今のお悩みは、海外旅行を希望されている奥様と国内のいろいろなところに旅行をしたいと考えているBさんの意見を、どう折り合いをつけるのかということだそうです。
『終活を実際にやってみて分かったことがたくさんあります。ただ、一番の発見はこれからの自分たちの生きがいを見つけられたことです』(Bさん)
担当者のコメント: Bさんはさすが生粋の江戸っ子というだけあって、いろいろなご決断が早かったです。明治から4代続いた老舗の看板を下ろすというご決断はつらいものがあったと思われますが、奥様とお二人でこれからの人生を前向きに捉えていこうという姿勢には感銘を受けました。
Bさんにご利用いただいた弊社のサービス
・不動産サポート(不動産活用案作成と資金計画アドバイス)
・リフォームと身の回り品整理
・生命保険の見直し
・お墓のお手入れ(痛みの激しいお墓の建て直し)